ただの日記

午前5時の始発に間に合うように別れの挨拶をした
12月半ばに差し掛かった外はまだ真っ暗で
それからほんの少し歩き、せっかくならと女性専用車両を選んで電車に乗り込むと
まだほとんどの席が暇そうに空いていた
目的の駅へ着くまでの一時間弱で
空の色はどんどんと変わり
これからが見所とはわかっていても
アルコールの染みた人間には関係なく瞼は重く目を閉じた
体の力が全て抜け切って、もうすぐ向こうがわへ行きそうな時
ふと、今ならさっきまでの催眠術にだってかかりそうなのになぁ
10数えるうちに意識が遠のきます
10数えて手を叩くと、何故でしょうか
この車両の席は当たり前に全て埋まっていて、目の前は人で溢れていて
サウナみたいに息苦しい。
とっくに朝だった 皆何処かへ向かっている
やっぱり見所は見れず
もうきっぱり真っ白な光
目が覚めたら降りる駅に着く直前で
無意識でアナウンスを聞いていたらしい
こういう時だけしっかりしてる
アルコールはもうない
本当は結構前からない
「電車遅れましたことをお詫び申し上げます」
駅についてドアが開く
「詫びなど要らんから時間を返せ」
そんな形相でギュウギュウの大人が走り出す
こんな時だけ「一歩でも人より先へ」
立ってるだけで両サイドからタックルされる
わたしも確か急いでいたはずで、乗り継ぎに間に合わないとこのあとヤバイはずで
でも、競争する気にはならなかったので
一番最後に出る。
急ぎ足の大人たちの頭から
湯気が出てる
サウナの湯気が

この別世界に生きる人達に、自分の歌は届かないのだろうか
そんなことはどうでもよかったけど
考えてみた
いつもは何も考えないけど
今はただ生きているだけで自分の身に起こることを色々考えてみた
今はただ。

エコシステムが解散した事を出来るだけ考えないために