頑張れ、中嶋くん。

引っ越しするにあたって、17歳の時から8年間続けてきたボイトレを辞めざるを得なくなり、今日先生に報告してきた。

報告する前は、なんだかんだ、大丈夫やと思ってたし、
喜んで、いつも通りクールに背中を押してくれると思ったけど
いざ先生の顔を見て話して
先生が意外にも「寂しい」と言ってくれて
この8年間の重みは、先生にとっても同じやったのかなぁと思ったら
途端に寂しくなって色々、溢れた

でも、その色々を飲み込んで、我慢して、集中して、いつも通りのレッスンを受けて、
最後に先生がやりたいと言ったケリークラクソンの曲を受け取って、
車に戻って、めちゃくちゃ泣いた

物心ついた時から歌手になりたくて
高校ではりきって軽音楽部に入ったものの
自他共に認める下手くそで
同級生の誰よりも下手くそで
軽音楽部に入るためのオーディションに落ち続けた。
バンドメンバーも見つからず
余り物同士でなんとか組んでもらえた

下手すぎて、もはや悔しいという気持ちすらなかった。
恥ずかしかった。
でも何故か軽音楽部を辞める気はなかった。
多分、音楽が好きやったからやとおもう。ナチュラルに。

ボイトレに通おう!
それしか思いつかず高1からバイトしてお金貯めて、
インターネットの検索で一番上に出てきたところへ
なんとか高2から通い始めた

体験みたいなやつでは、声ちっさすぎて、怒られた気がする。笑

でもなんとか入れてもらえて、
毎週車で片道30分、最初は毎週お母さんが送り迎えしてくれた
ボイトレしてる間は待っててくれた
雪で車が動かへん日は、歩いて送ってくれた
なつかしい

免許とってからやっと一人で通えるようになって
次第にバンドも忙しくなって
色々言い訳が上手くなったり
調子に乗ったり
変に大人になって、冷静ぶったりしてても
週一回の45分間、先生の前では、17歳の下手くそな自分に戻れた
純粋に歌うまくなりたいと思えた
まだまだあかんとこがあるって
思い知れるし
背筋が伸びる
自分を見失わずにリセット出来る場所でした。

この8年間で歌が上手くなったと言われたのは数え切れない
もとが下手くそすぎることもあるけど
まるで自分の努力のようやけど
半分は先生のおかげでした。

人見知りで先生とはあんまり歌以外のこと話したことはない
バンドの事も、そんなに話したりしぃひんから、
純粋に生徒と先生でいれた
それが、すごくよかった。

25歳になって、こんな学生みたいな、青春みたいな、良い別れが出来て嬉しく思います。
寂しさと、ありがたさが一気に込み上げてきた、けど、ひとしきり泣いたら、頑張るしかないと思えた。
17歳に戻れる場所はなくなったけど
先生の自慢の生徒になろう。